放置すると危険なこともある帯状疱疹

帯状疱疹とはなにか
帯状疱疹とは、皮膚に発症する水疱状の症状です。
症状としては、最初は皮膚をピリピリと刺されたような痛みを感じます。
次いでその痛みの出た部分に赤い斑点や小さな水ぶくれが生じます。
水ぶくれや赤い斑点は神経に沿って帯状に現れるのが特徴。
帯状疱疹は、発症当初はピリピリとした刺激のため比較的軽く見てしまうものですが、次第に強い痛みとなり赤い水疱が大きくなって重症化する傾向があるため、放置するのは危険とされています。
一般的には身体の左右どちらかの神経に沿って発症する傾向が高いものです。
とくに発症しやすい部位は上半身、とくに胸や腹部、背中にかけて発症しやすいとされています。
その他、顔や目の周りも発症のリスクが高いとされているところです。
なぜ帯状疱疹が発症するのか
帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスが原因とされています。
水ぼうそうを発症した後、その症状が改善したとしても、水ぼうそうウイルスは身体の中に残っているのです。
普段は身体の免疫力の方が高いため、このウイルスが悪さをすることはありません。
それため気づかないことも多いのです。
しかし加齢やストレスなどで疲れがたまり免疫力が低下すると、体内で潜伏していたウイルスが活発に活動を始めます。
神経に沿って弱くなった細胞を攻撃し、これが原因となって帯状疱疹を発症してしまいます。
帯状疱疹は基本的に他人に感染することはありません。
ただし水ぼうそうにかかったことが無い人の場合には、水ぼうそうウイルスを罹患させてしまうおそれがあります。
水ぶくれ液からの接触感染で発症するケースもあるのです。